『フランス医療機関におけるアート:アートとリスク感性』刊行

2023年3月31日 亀井克之氏の著書『フランス医療機関におけるアート:アートとリスク感性』(関西大学出版部)が刊行されました。

本法人で理事を務める亀井克之氏(関西大学社会安全学部教授)がフランスのホスピタルアートの取り組みを紹介する著書を日本語・フランス語のバイリンガルで出版されました。

同氏は数年にわたってフランスの団体「アール・ダン・ラ・シテ」の取材と交流を進められ、日本のヘルスケアアート関係のセミナーなどでたびたびその活動を紹介してこられました。それ以前に日本で紹介されてきた欧米の事例はイギリスのものが多く、フランスの取り組みはほとんど知られていなかったので非常に大きな貢献となりました。

この著書ではその紹介の軌跡が文章としてまとめられているばかりでなく、QRコードで過去のセミナーの動画にもリンクしているうえ、関連する医学論文の書誌の紹介もなされており、まさにこの一冊でフランスのホスピタルアートを総合的に把握できる構成となっています。

他に類を見ない貴重な書籍です。ぜひお手に取ってじっくりご覧ください。